ニュース

実際に鼻の手術(鼻中隔矯正術)を受けた感想・体験談についてのお話

今回は、

テーマ

実際に鼻の手術(鼻中隔矯正術)を受けた感想・体験談についてのお話

についてお話ししたいと思います。

鼻中隔湾曲症というのは、正常だと前方から見た時に鼻中隔が真っ直ぐになっていますが、なんらかの原因で、鼻中隔が湾曲することで、空気の通り道である鼻腔が狭くなってしまいます。また、少しの運動で疲労感が出やすかったり、花粉などのアレルギー症状の持っている方は、鼻詰まりになりやすかったりと、とても苦しい思いをされている方がいると思います。

私自身も、「鼻中隔湾曲症」と診断を受けました。花粉やハウスダスト、犬・猫アレルギーがとても酷く、年中鼻水が出ており、少しアレルギー症状が出現しただけで鼻詰まりになり、とても大変でした。

今回は「鼻中隔湾曲症」と診断を受けた私が、「鼻中隔矯正術」を総合病院で受けたため、その経験をしたことで辛かったことや、手術を受けた感想、実際に手術をした時に感じたメリット・デメリット、鼻の手術(鼻中隔矯正術)の話を読んで頂いた方からの質問の返答についても載せてますので、ぜひ参考にしていただければと思います。

スポンサーリンク



「鼻中隔矯正術」をやってよかったか?

結論から言えば、

今回、この鼻中隔矯正術という手術をやってもたってよかったと感じています。

この手術をしたことで、運動時の疲労感が出にくく、酸欠状態になりにくくなりました。

また、最もやってよかったと感じたことを、花粉やハウスダスト、犬・猫アレルギー症状が減り、約1年間、毎月のように鼻詰まり状態になっていた私が、約1年の間、鼻詰まりになることはありませんでした。

ただ、、、

術後は仕事復帰を予定よりすぐに出来ない状態であり、大変な時期となっていました。その経緯についても後に説明します。

手術に至った経緯

かかりつけのクリニックへ受診したきっかけ

元々通っていた耳鼻咽頭科が廃業し、自身のアレルギー症状や鼻詰まりを相談するため、新しい耳鼻科を探し、その耳鼻咽喉科の個人クリニックに初診で受信しました。

今まで通っていた耳鼻咽喉科では、手術の話を提案されたことはありませんでした。

新しいかかりつけのクリニックで相談したこと

今まで通っていたクリニック同様に、自身の症状や悩みについて相談しました。相談した内容が以下の通りになっています。

自身の症状や悩み
  • アレルギー症状によるくしゃみ
  • 鼻詰まり
  • 階段や軽い運動で疲れやすい(易疲労性)
  • 頭が重い
  • 倦怠感 
  • 鼻詰まりの頻度が多いことで、集中力が落ちやすく、頭が思うように働かない。
  • 身体が疲れやすく、仕事をするための体力が持たない

私自身リハビリ士として、勤務していたため、力仕事や頭を使い患者様の命を預かっている仕事であることから、これらの症状には本当に参っていました。

新しいかかりつけのクリニックで申告されたこと

上記の症状や悩みを相談したところ、顔面のレントゲン画像を撮影することになりました。その後画像からの診断で、

「〇〇さんは鼻の真ん中にある鼻中隔という軟骨性の組織が、本来であれば真っ直ぐなはずなのに、右側に膨らむように湾曲しています。このレベルだと、手術適応レベルであり、手術をすることで、鼻詰まりになりにくくなり、もしかしたらアレルギー症状が減る可能性があるのですが、いかがしましょうか?」

と申告されました。

初診で手術を提案されたので、流石に即答で手術をやりますと即答はできませんでしたが、少しでも現状の状態から楽になるのであればと思い、手術をやることを決意しました。

スポンサーリンク



手術する場合のスケジュール

実際、鼻中隔矯正術を行う場合、個人クリニックや総合病院などでスケジュールに違いはありますが、私が手術をした際のスケジュールは以下の通りになっています。

スケジュール

<スケジュール>

  1. 8月3日 
    以前通っていたクリニックから新しいクリニック受診し、手術を進められる
  2. 8月10日 
    手術することを決意したため、クリニックに受診し報告
    地域の総合病院を紹介される
  3. 8月17日
    総合病院受診し、様々な検査をした結果、手術の必要性を再確認される。
    地域の総合病院への入院を予約
  4. 10月20日 
    入院となる。午後に手術前検査実施。
  5. 10月21日
    PM2時から手術開始
  6. 10月22日~24日
    経過観察のため入院し、24日のAMに退院する。

大雑把にこのようなスケジュールとなっていますが、実際のところかなり中身が濃い入院期間でした。

実際の入院~退院の体験談についての詳細

入院1日目

午前10時に入院予定であったため、時間通りに総合病院に来院しました。その後、病室へ案内され、入院に関する説明を受けました。昼食を食べ、午後は手術前検査として、血液検査、心電図測定、レントゲン、MRIなどの検査を行い、麻酔に関する説明も受けました。

麻酔に関しては、全身麻酔での手術予定であったため、麻酔医から直接説明がありました。そんなスケジュールが詰まった午後でしたが、夕食の時間となり、夕食を食べてシャワーを浴び、就寝時刻が9時という寝れるわけない」と私は思いながら9時に消灯しました。

やることがほとんどありませんでしたが、手術の緊張をしていたこともあり、消灯までは本を読んでゆっくりしていました。

入院2日目(手術当日)

入院当日の2日目は朝からご飯を食べてはいけないという制限があり、手術直前の13時半まで自室で待機していました。今回4人部屋だったのですが、自分以外の人がご飯を食べていたため、とてもお腹がすきましたが、我慢しました。13時半になると、看護師に誘導され、手術前の最終説明や書類へのサインなど、その他もろもろ説明を受けました。13時50分になると、弾性ストッキングを履くように促されました。

手術室へ案内され、そこには総合病院の耳鼻咽頭科の主治医の先生がおり、挨拶され、手術台へ臥床しました。研修医の方もいたのか、手術室には15人くらいの医療スタッフがいたので、とても緊張しました。その後全身麻酔の点滴が入り、いつの間にか意識が遠のきました。

目が覚めると、いつの間にか病室にベッドのまま移動されたようで、意識がない時の記憶は全くありませんでした。目が覚めると鼻の痛みや身体の怠さが強く、体温も39.2℃ありました。全身麻酔で手術をした場合、術後目が覚めてから、3時間は寝ていなければいけない時間帯がなによりもきつく、かなり大変でした。常時仰向けで寝ていることは、若者ながら腰も痛くなりやすかったですし、本当に大変でした。術後から点滴が行われており、食事は約36時間取らない生活となりました。

点滴で栄養を摂取していたので、お腹は減りませんでしたが、何か口が寂しい感じがしていました。

入院3~4日目(手術翌日・翌々日)

手術翌日には39℃台から37~38℃程度に熱は下がりましたが、依然として倦怠感や鼻の痛みなどに苦しめられました。

解熱剤を飲んでもあまり、体調に変化がなかったため、睡眠もとれず大変な時期でした。入院3日目も食事は出ず、常時点滴加療。術後は特に検査などはなく、早朝時に診察がある程度のスケジュールとなっていました。

4日目も同じようなスケジュールでしたが、やっとお昼から経口摂取が可となり、数日ぶりの食事を頂きました。この時に、口から食べ物を食べれる幸せを感じました。体温も徐々に37.0~37.5℃台になり、少しずつ体調は回復しました。

この時期に関しては、退院前ということもあり、血液検査、心電図測定、レントゲンを再度測定・撮影しました。結果に問題がなかったことを看護師から伝えられ、それ以外は特別なスケジュールはありませんでした。3~4日目くらいからシャワーを浴びれるようになり、とてもすっきりしました。

入院5日目

この日は午前中に退院して、1週間後の耳鼻咽頭科の外来予約を取り、病院を後にしました。

スポンサーリンク



鼻の手術(鼻中隔矯正術)の話を読んで頂いた方からの質問の返答

ℚ.仕事復帰はいつごろできるか?

手術する相談を総合病院の主治医にした際に、

「仕事復帰は術後から5日後には復帰できますよ」

と伝えられていましたが、術後、発熱が1週間続き、副鼻腔炎も発症したため、実際は2週間後に仕事に復帰しました。

ℚ.手術した直後に身体への影響(合併症の有無)はあったのか?

術後に、副鼻腔炎を発症し、頭痛や発熱・倦怠感に悩まされました。

ℚ.鼻の手術して最も大変だったこと?

以下の通りにまとめました。

  1. 術後目が覚めてから3時間は身体を起こしてはいけないこと
  2. 鼻の奥に綿を詰められていたため、2~3週間鼻呼吸しかできなかったこと
  3. 鼻の痛みが1週間続いたこと
  4. 鼻呼吸しかできなかったため睡眠の質がとくかく悪かったこと
  5. 手術して5日間経てば仕事復帰ができると伝えられていたのに、熱が下がらず倦怠感が残り2週間程度仕事復帰が出来なかったこと(副鼻腔炎の影響あり)

ℚ.鼻の手術の際の全身麻酔はどんな感じだったか?

全く覚えていません。全身麻酔の点滴が入ってから意識がいつのまにか落ちていたようです。

ℚ.鼻の手術をして後悔はしていますか?

1年以上経った今は全く後悔していません。鼻の手術をして疲れやすさが減り、アレルギー症状が減ったので、よかったと思っています。

ℚ.鼻の手術をして変わったことは何ですか?

鼻の手術をして変わったところは以下の通りにまとめました。術後2か月間は副鼻腔炎に悩まされていたこともあり、それ以降に変化したように感じたことをまとめました。

  1. アレルギー症状が減った
  2. 鼻が詰まることがなくなった
  3. 運動で疲れにくくなった
  4. いびきの頻度やボリュームが減った
  5. 匂いに敏感になった
  6. 睡眠の質が上がった

まとめ

今回は、「実際に鼻の手術(鼻中隔矯正術)を受けた感想・体験談についてのお話」についてお話ししました。

これから鼻の手術(鼻中隔矯正術)をする予定の方や、興味のある方は是非参考にして頂ければと思います。

スポンサーリンク



お問い合わせフォームも準備してます。何か聞きたいことや知りたい内容があれば、私自身が協力できる範囲で応えていくつもりですので、気軽に送ってください。

今回の記事が読みやすかったなどのコメントだけでもうれしいです。それでは、最後まで読んでいただきありがとうございました。