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認定理学療法士になった6つのメリット!現認定理学療法士が語る!

今回は、

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現認定理学療法士が語る認定理学療法士になった6つのメリット!

についてお話ししたいと思います。

理学療法における臨床場面での悩みや、治療において必要な知識・技術・focusすべきところを経験談も踏まえながら、みなさんにお伝えしたいと考えております。

他にも関連記事ありますので興味のある方は是非参考にしていただければと思います。

今回の内容は、認定理学療法士・専門理学療法士がどのような資格なのか、認定・専門理学療法士の人数はどのくらいいるのか、また、現認定理学療法士が語る認定理学療法士になった場合の6つのメリットについてお話します。

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認定理学療法士とは

①認定理学療法士ってどんな存在?

日本理学療法士協会が認定している資格制度で、理学療法士の専門性を高めていくことを目的とした資格の1つとなっています。また、より専門性の高い臨床技能を有する「スペシャリスト」ともいわれ、「登録理学療法士」を基盤として、自らの専門性をさらに高めたい理学療法士が取得しています。
協会が提示している定義としては、

認定理学療法士は臨床実践分野において秀でている理学療法士をとし、認定看護師教育を模倣した仕組みとなっている

としています。

②認定理学療法士ってどのくらいいるの?

現時点で認定理学療法士の人数は、2022年3月時点で、日本理学療法士協会の会員数が133,990名に対し、認定理学療法士取得者数は14,594名となっています。

協会内の全体の約10%程度となっていますが、協会に在籍していない理学療法士も数万人存在するので、実際は5-10%程度となっています。

専門理学療法士とは

②専門理学療法士ってどんな存在?

認定理学療法士と同様に、日本理学療法士協会が認定している資格制度で、理学療法士の専門性を高めていくことを目的とした資格の1つとなっています。認定理学療法士の違いとしては、専門理学療法士は、

学問的指向性の高い理学療法士としてリハビリテーション医学会等の専門医制度を模倣した仕組み


としており、ランクとしては、認定理学療法士より専門理学療法士の方が上の立場になります。
現時点での専門理学療法士の人数は、2022年6月時点で
1,715名となっています。

2022年度から日本理学療法士協会の制度が大きく変わり、いずれも、今後、希少価値の認定資格とし、資格を持っていることに対する価値を上げる設計を構築していく予定になっています。現時点では、この資格を持っていることで、給料が上がるわけではないです。
しかし、この資格を持つことで考えられるメリットをいくつか挙げたので紹介します。

認定理学療法士・専門理学療法士の資格を持つことによる6つのメリット

①周囲からの評価が上がる

認定・専門理学療法士を取得するためには多大な時間と労力が求められ、簡単に取得できるものではありません。取得することで、立場上は、

理学療法士→登録理学療法士→認定理学療法士→専門理学療法士

となり、

 普通の理学療法士と比べて、「より専門性を極めたできる理学療法士」と評価されやすくなります。もちろん資格を持っていることがすべてではありませんが、資格というのは判断しやすい判断対象となります。

②役職につきやすい

周囲からの評価が上がりやすいため、各職場の重要な立場を任せられるケースが増えると思われます。役職が就くことで、給料も上がるかもしれません。

③転職に役立つ

資格というのは目に見える分かりやすい実績であるため、あくまでも判断材料ですが、持っていない人と比べれば差が付きます。

④評価・治療技術が身につく

認定理学療法士・専門理学療法士のカリキュラムを学ぶことで、その分野の評価・治療技術が大幅に上がります。認定理学療法士・専門理学療法士の資格を持っている人達は厳正な審査を通った人達です。

⑤仕事が早くなる

評価・治療技術が向上することで、考察力(考えてから結論を出すスピード)・判断力(効率的に動くための判断)が向上します。今何をすべきなのか、重点を置くところはどこなのか、仕事を早く終わらせるためのスキルが上がります。また、仕事が業務時間内にこなせるようになれば、リフレッシュできる時間が増え、勉強もできます。

⑥今後の制度が変わることによる認定理学療法士・専門理学療法士の待遇が変化する可能性がある

日本理学療法士協会HPの「認定・専門理学療法士制度」によると、

「希少価値の認定資格とし、資格を持っていることに対する価値を上げる設計を構築していく」

としています。
どのように待遇が変化するのかは現時点では不明であり、それがいつなのかもわかりませんが、期待するしかありません。

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他にも関連記事ありますので興味のある方は是非参考にしていただければと思います。

まとめ

今回は、「現認定理学療法士が語る認定理学療法士になった6つのメリット!」についてお話ししました。

認定理学療法士・専門理学療法士のことや、その資格を持つことによる6つのメリットを説明しました。資格を持つことで、直接給与面に影響することは現時点ではありませんが、今後の協会の動向により変わっていく可能性はあります。しかし、普通の理学療法士と認定または専門理学療法士の差をどのように判断していくのかが難しいところだと私自身は考えており、今後の認定・専門理学療法士の待遇が大きく変わるのはだいぶ先だと個人的には考えています。

お問い合わせフォームも準備してます。何か聞きたいことや知りたい内容があれば、私自身が協力できる範囲で応えていくつもりですので、気軽に送ってください。記事が読みやすかったなどのコメントだけでもうれしいです。それでは、最後まで読んでいただきありがとうございました。

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