水域生物の下処理・調理法

テトラポットについてる貝を食べてみた!貝毒事件も解説します

今回は、

テーマ

テトラポットについてる貝を食べてみた!知っておくべき貝毒事件も解説

についてお話しします。

題名の通り、テトラポットについている貝を取り、調理して食べました。今回採取した場所では、マツバガイベッコウガサがたくさんいました。

マツバガイ・ベッコウガサを目標にして、探検・採取をしましたが、カメノテや蟹もたくさんいて、蟹に関しては、横10-15㎝程度の大きな蟹もいたりしたので、とても楽しめる場所だと思います。

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それでは、そもそも自分で採取した貝って食べれるのか、浜松市で貝を採れるスポット情報、採取した時の状況、採取した貝(マツバガイ・ベッコウガサ)の下処理・調理法などについてお話しします。

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そもそもテトラポットについている貝って食べて大丈夫なのか?

ちなみに私は味噌汁にしたり、バター醤油で炒めて楽しんで食しています。しかし、だからと言って絶対に安全ではないことは確実に言えます。

もし自分で採取した貝を食べる際は、以下の記事も必ずお読みください。

結論

結論を言えば、

結論

  • 貝には絶対に毒がないとは言えません。テトラポットについている貝だからではなく、アサリやハマグリなどにも毒がある可能性があるのです。
  • そのため、もし自分自身で採取した貝などを食す際は、必ず自己責任であるのです。

どのサイトにも貝に絶対に毒はないと記載されているサイトはないはずです。もし、あった場合でも、自己責任で食すようにしてください。

水域の生物について細かく解説している本ですので、もしよければ参考にしていただければと思います。

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貝に毒があるのかと話題なった理由はある事件が関係しているため、その事件に関しても少し解説します。しっかりと知った上で食すことをお勧めします。

浜名湖のアサリ貝毒事件について

これは、1942年の昭和17年から1951年にかけて流行した貝毒事件です。

静岡県にある浜名湖には今以上に多くのアサリや蠣(カキ)が存在しており、潮干狩りを楽しむ人たちが多くいました。しかし、上記の期間で集団食中毒が発生し、その原因が貝といわれています。

結果的になぜ貝毒事件が発生したのかは、今現在においても明確な理由は分かっていません。分からないということは、スーパーなどに売られている貝なども多少の毒などを持っている可能性はゼロではないということです。

釣り師あさひが伝えたいこと

結局何が言いたいのかというと、

釣り師あさひが伝えたいこと

決して、スーパーや市場に売っている貝なども100%安全ではない。

理不尽であるかもしれませんが、特に自分自身で採取した貝なども食す際は、必ず自己責任であるのです。

これらのことを知った上で、皆さんも食す場合は注意してください。

テトラポットの貝を採取

今回の探索場所

今回の採取場所は、

西島海浜の森付近の海岸です。

住所は、静岡県浜松市南区西島町にあります。

この場所はかなり近くの海岸沿いまで車で行くことが出来ます。海岸まで歩く距離が短くなるため、とても行きやすいスポットです。

海岸の場所によっては、遊泳禁止区域であることありますが、今回採取した場所は遊泳禁止区域であり、人はほとんどいませんでした。

写真のように、とにかくたくさんのテトラポットがあります。その分取れる貝が多そうだなと思いました。

貝って漁業権に引っ掛からないのか?

静岡県の漁業権情報を確認した上で採取しています。

現時点で、マツバガイ・ベッコウガサは、漁業権に当てはまってないので大丈夫です。ハマグリやアサリなどは静岡県においては制限があるため注意してください。

早速貝を探してみた!

今回は、干潮時にいきました。

満潮に近い状態だと、かなり危険ですし、貝がたくさんついている場所が波で隠れてしまうので、採取する時間はかなり重要です。

胴体と下肢が繋がっている長靴付きの作業着を着て、テトラポット内に侵入しました。

↑テトラポットの中から撮った写真

ご存じの方も多いと思いますが、テトラポットの下側はかなり濡れているので、傾斜もありかなり滑りやすいです。

テトラポットの中に入る場合は、怪我をしやすく、毎年転落事故で亡くなっている方もいらっしゃるので、本当に注意してください。今回作業着をしっかり着て突入しましたが、それでもすべる時があったので、油断できません。

テトラポットの中を進んでいくと、たくさんの貝をみつけました。マツバガイよりベッコウガサの方が多かったですね。

さらに進んでいくと、テトラポットの間にも貝がたくさんいました。

そこにはカメノテがたくさんいました。これで取る出汁は最高に美味しいらしいので、いずれ採取したいと考えております。

↑カメノテ、いくらでも取れそうな量があります。

片手にバケツ・片手に草刈りに使うような農具を持って、転ばないようにマツバガイ・ベッコウガサを頑張って取りました。。

そして、最終的にはボウルに収まるくらいの2人分の量を採ることができました。

採取した貝がこちら[画像あり]

まだまだ取ろうと思えば取れましたが、真夏で暑かったこともあり、このくらいにしました。

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早速調理!

今回作る貝料理について

今回は、

作る料理

  • マツバガイ・ベッコウガサの味噌汁
  • マツバガイ・ベッコウガサのバター醤油炒め

を作ました。

下処理・調理法

下処理

手間ではありましたが、貝から身を取り、内臓もすべて取り出しました。内臓を取ると、身が一気に小さくなりますが、安全に食すために手間は惜しみません。

内臓を取った後、軽く水で洗い流しました。

調理法

マツバガイ・ベッコウガサを茹でていくと灰汁(あく)が出てくるのでしっかりと取りましょう。その後は味噌を溶かして入れます。

バター醤油炒めは、フライパンにバターをしき、軽く炒めたら醤油をかけて和えます。

完成したものがこちら!

感想は、

超絶美味しかったです。

味噌汁に関してもアサリの出汁と遜色がないくらい美味しかった。

バター醬油炒めも、またリピートして食べたいと思うくらい歯ごたえがあり、おいしかったです。

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まとめ

今回は、「[浜松市中田島砂丘]テトラポットについてる貝を採って食べてみた!」についてお話ししました。マツバガイ・ベッコウガサは美味しいことがわかりました。

ただ、採取しに行くとなったら、テトラポットなどの滑りやすいところはかなり危険ですので、自己責任で採取するようにしてください。

一般では流通していないので、自分の足で取りに行くしかないので、一度でも食べてみると良い経験になると思います。

お問い合わせフォームも準備してますので、何か聞きたいことや知りたい内容があれば、私が協力できる範囲で応えていくつもりですので、気軽に送ってください。今回の記事が読みやすかったなどのコメントだけでもうれしいです。それでは、最後まで読んでいただきありがとうございました。

 

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